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ある時、ある場所、あの人

日頃の出来事、ふとした考えを誰かに伝えるための便箋のようなもの

列車と鹿の話

最近、列車と動物の事故が多いらしい。JR九州では、鹿との衝突事故が2014年中に500件以上も発生している。イノシシの50件に比べるとはるかに大きい数字である。

 

JR九州は肉食動物の匂いなど、様々な工夫を凝らしてみたが、どれも効果はいまひとつだという。大抵は雨で流れるか鹿が慣れる、匂いの場合は近隣からの苦情もあったそうだ。

 

この件は鹿の習性に原因がある。どういった意図があるのかはわからないが、鹿は鉄分を多量に摂取する生き物らしい。そのため、線路にやってきては線路の鉄を栄養として摂取し、その際に列車と衝突してしまう。

 

そこで考え出されたのが、誘鹿材というものだ。主成分は鉄と塩分であり、けもの道の線路の手前にこれを設置することで、線路まで辿りつなくても鉄分を摂取できるようにした。

 

誘鹿材は11月中に試験運用されるそうだが、これがうまくいけば鹿の衝突による列車の遅延は大幅に減少できるかもしれない。今後に期待したい。

 

そういえば、衝突した鹿の中で即死(きっと死因は”全身を強く打ち”だろう)だったものについては、どのように処分しているのだろう。列車の点検の片手間に埋葬するのだろうか。列車も点検して、動物の処理もするとなれば、相当な重労働だし、まさか鉄道会社に就職して動物の処理もすることになるとは思いもしないだろう。その場合はぜひとも、特別な手当が欲しいものだ。