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ある時、ある場所、あの人

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1型糖尿病治療法の改善の話

ニュース

research-er.jp

糖尿病とは膵臓インスリンの分泌が行われずに、血糖値が過剰に上昇する病気である。膵臓インスリンを分泌する細胞群を「ランゲルハンス島」と言い、1型糖尿病の場合、これを移植することが効果的な治療法と言われている。

 

しかしながら、ランゲルハンス島は人同士の移植しかできないにも関わらず、現在の超低温凍結法による保存・輸送には、凍結による細胞自身の破壊など、課題があると言われている。

 

この研究では海藻由来のアルギン酸から作られた多孔質のハイドロゲルカプセルの中に細胞を入れ、さらに酸素感受性蛍光色素を加えた。水分子とハイドロゲルの結びつきにより凍結を防止し、さらに細胞の酸素摂取量から健康状態を判断できる。

 

また、カプセルは多孔質なため、移植したランゲルハンス島は患者に接触せずに栄養素・分泌物の授受を行う。これにより患者の免疫システムからの攻撃を避け、細胞を保護できる。

 

 

日常的に注射することの苦痛は、経験した人にしかわからない。おそらく相当なものだろう。1型糖尿病は幼少期に起こりやすいとも聞く。そういった苦痛を持つ子供をより多く救うことが、この研究の大きな意義と言える。