読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ある時、ある場所、あの人

日頃の出来事、ふとした考えを誰かに伝えるための便箋のようなもの

乳がんと大豆イソフラボンの話

健康・美容

乳がん大豆イソフラボンについて、少し調べてみた。

きっかけ

www.excite.co.jp 

お酒やタバコ、運動不足などの生活習慣、動物性脂肪やコンビニ食などの化学物質・発がん性物質を含む食事は乳がんのリスクを上げる模様。

 

その他、ヘアカラー、経口避妊薬マンモグラフィーもリスクを高めるようだ。マンモグラフィX線検査なので、レントゲン被曝によるものだろう。

ヘアカラーは若者では多いだろうし(私は未経験)、経口避妊薬も最近は生理日の調整のために使用している人が増えていると聞く。

  

この記事、掲載時からブックマークしていたが、下の記事がきっかけで少し調べてみた。 

大豆イソフラボンの過剰摂取はホルモンバランスを崩し月経不順を引き起こすし、乳がんのリスクが高まるとかなんとか言われている。

formylover.hateblo.jp

 

食品安全委員会の記載

食品安全委員会大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aにはこう書いてある。

フランス食品衛生安全庁(AFFSA)では、植物エストロゲンに関する報告書(2005年3月)「食品から摂取する植物エストロゲンの安全性及び有益性−勧告」において、(中略)乳がん患者及び本人又は家族に乳がんの病歴のあるヒトは、腫瘍増殖及び増大のリスクを考慮し、摂取を制限すべきとしております。

捉え方によっては、イソフラボン乳がんは関連性があるとも言える。続いて、

  • がん細胞の増殖作用は裏付けがない(米国医療研究・品質調査機構(AHRQ))
  • 大豆イソフラボンを補完した食品による一日摂取量を80㎎/日を超えないように(イタリア)
  • 幼児における大豆食品の消費を制限(イスラエル
  • 大豆イソフラボンの、乳がん及び前立腺がん等の予防と治療に対する効果と安全性については確立していない(米国心臓協会)

とある。欧米各国は関連性は不明としながらも、過剰摂取は控えるように言っているようだ。

しかしながら、それらのソースは示されていない。

 

過去研究の文献検索

文献検索とは、あらゆる研究をまとめたもの。条件の違いなどを総合的に評価できる。

www.huffingtonpost.jp

大豆イソフラボン乳がん予防にいいと聞いていたが、過剰摂取によって逆にリスクが高まるとは聞いたことがない。

女性ホルモンであるエストロゲンに化学構造が似ているため、植物性エストロゲンとも呼ばれます。イソフラボンエストロゲン受容体に結合することでエストロゲンの作用を促進し、エストロゲン依存性乳がんのリスクを高めると懸念される一方、イソフラボンエストロゲン作用を邪魔することで乳がん予防につながることも示唆されています。

 

文献検索による研究結果をまとめると、以下のようになる。 

文献検索による比較研究

  • 地域や調査方法の違いを考慮
  • 対象は閉経前が30研究、閉経後が31研究
  • 欧米とアジアをバランス良く
  • いずれの研究もBMIなど大豆イソフラボン以外の因子は調整済み

結果

  • アジア人女性では閉経前後を問わず、乳がんリスク低下
  • 欧米人女性では優位な差は得られなかった

 

アジア人女性と欧米人女性では、結果が異なるようだ。

食品安全委員会の記載に間違いがあるとは断言できないが、引用元によっては全てを信用してもいいわけではなさそうだ。

 

ちなみに日本人を対象とした研究の一部を、結果のみ以下に示す

 

その他

個人的に調べた結果、イソフラボンの過剰摂取によるとみられる症状について、記述してあるサイトをいくつか見つけたので紹介する。

 

番外

 

また、こちらの論文イソフラボンの摂取と乳がん、肝臓がんの関係に言及している。

 

 

まとめ

 効果のほどは欧米人とアジア人とで差があることはわかったが、過剰摂取について調べても、おおよそ食品安全委員会にたどり着く。食品安全委員会が参照している研究機関のデータに、アジア人のデータがどれほど含まれているのかは推測し得ない。

 

また、過剰摂取については150mg摂取すると健康被害が現れるとして、食品安全委員会は75mgを摂取量としているようだ。しかし、過剰に摂取した分は、ある程度は排出されるので、過敏になる必要はないだろう。

 

当然だが過剰摂取を推進しているわけでは決してない。むしろ過剰摂取イコール栄養バランスの悪化と言えるので、バランスよい食事を目指して、自然と適量摂取になるのが望ましいのではないだろうか。

 

日本人は豆腐や醤油などで大豆を摂取しているので、わざわざ摂取する必要はない、というのが個人的な見解。